日本酒は
自然と人が醸すもの

そして。
水とお米、

日本酒は、水とお米でつくられます。

山に雨や雪が降り、森が水をたくわえて、数十年かけて大地を透り、やがて湧き出でる。この水は、まさに天の恵みです。

水はまた田を潤し、お米を育てます。田にはカエルもトンボも、多くの命が宿っています。それらがまるごと実りとなります。

自然のなかには神がいて、自然とともに人は営み、感謝を捧げ、そして生まれたのがお酒です。水とお米、そして自然と人、すべてが一体となって日本酒はつくられます。

長野ならではの。

長野県は急峻な山に囲まれ、降雨量は少なくとも山からの清水に恵まれています。あちこちに湧く水は、その水質も味わいもさまざまです。

比較的乾燥した気候で日照時間が長く、一方で昼夜の寒暖差が大きいので、農作物は栄養や旨みをたっぷり蓄えます。

お米作りにおいては、長野県は10アールあたりの収量と一等米比率の高さで全国トップクラスを維持し続けています。つまり、より多くのより良いお米が収穫されているのです。

長野のお酒とは。

長野のお酒は、米の旨みを凝縮したような濃厚な味わいと、雑味のないきれいで穏やかな香りがよく調和しています。

濃厚なお酒は、それだけで飲んでも十分おいしいのですが、長野ならではの甘辛い料理とよく合います。

一方で、雑味のないきれいな香りは、どんな料理の風味も引き立て、穏やかな余韻を残し、飲み飽きることがありません。